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こっそり教える「WOWなアイデア」のつくり方

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こんにちは。Production Desing チームの丹羽です。みなさんは仕事で何か新しいアイデアを発想しなければならない時、「アイデアが思いつかない」という壁にぶつかったことはないでしょうか?映像ディレクターにとってもアイデアを発想することは最も難しい作業の一つです。しかし、AIが人間の脳を超えて社会に変革をもたらすシンギュラリティの時代に、アイデアを発想するという領域はまだ人間にしかできない能力であり、今まで以上に必要となっていると思います。
アイデア発想の手法を身につけ、それを実践することがとても重要な時代であることは言うまでもありません。
アイデア発想のバイブルと呼ばれるジェームス・W・ヤングの著作である A Technique for Producing Ideas を参考に、私の経験で得た知見を織り交ぜて、WOWなアイデアのつくり方についてこっそり紹介します!

1.アイデア発想が難しい理由

アイデアは決して何もないところから新たなものを生み出すことではない

と断言したのが先のジェームス・W・ヤングです。アイデアは無(ゼロ)から有(イチ)を生み出すことだという考え方によって、必要以上に身構えてしまい、アイデア発想が極めて困難な作業に思えてしまうという経験がみなさんにもあるのではないでしょうか。
また、仕事現場で何か新しいアイデアを発想しなければならない時には、常にデッドラインが存在します。こうなると悪循環に陥ってしまい、アイデアを発想することがより困難になってしまいます。そこでジェームス・W・ヤングは次のようにも述べています。

アイデアとは既存要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。

私の経験でもWEBムービーの企画アイデアを考えたときにドキュメンタリー×マジックという、相反する組み合わせのアイデアによって広告賞を受賞した経験があります。
つまり、アイデア発想とはゼロから何かを創り出すのではなく、すでにある要素を組み合わせることなのです。「既存要素の新しい組み合わせ」を発見するには次の2点が不可欠だと思います。
・アイデア発想の在庫を豊富にする
・アイデア発想の関連性を見つけ出す

2.アイデア発想の在庫を豊富にする

アイデアとは既存要素の新しい組み合わせに過ぎないと考えたとき、その基本となる要素が在庫としてたくさん蓄積されている必要があると思います。この要素は知識とも言い換えられるでしょう。よりよいアイデアを発想するには、常日頃から知識の在庫を豊富にすることが重要になります。
では、何を実践すれば知識の在庫を豊富にすることができるでしょうか。やはり最も重要になるのは経験だと思います。例えばある特定の分野で豊富な経験を積めば、人にはない自分だけの知識を充実させることができます。
この知識をうまく利用すれば、他人が思いつかない新しいアイデアを発想できる可能性が高くなります。
私にとって経験と併せて重要になるのが読書です。読書は、短期間で知識を豊富にできる極めて有力な手法になります。田舎の平凡な高校生だった私も小説に取り憑かれた時期がありました。まだ見ぬ世界との出会いに胸を膨らませ、ひたすら本を読み漁りました。
今でもそれらの本の中のシーンが、映像制作の現場で時折アイデアとして呼び起こされることがあります。読書中に思いついたことがあれば、メモを積極的に取ることによって、さらに効率よく知識を吸収することができると思います。
思いつくということは、思い出すこと。すなわち「自分の記憶から呼び起こす」ことだとも言えます。

3.アイデア発想の関連性を見つけ出す

アイデアのつくり方において、もう一つ大切なことは関連性を見つけ出す能力を磨くことだと思います。ジェームス・W・ヤングはこの点について次のように述べています。

知識の新しい組合せを導く才能は、関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい

この力を高めるには、テーマや問題を常に考え続けることが極めて重要になります。やはりこうした地道な努力なしに、よりよいアイデアの発想は得られないと考えるべきです。関連性を見つけ出す方法には、例えば、意味が真逆のものを組み合わせるという方法があります。
ムービー制作において、映像の印象とはまったく逆の音楽を組合せた時に新しい発見をすることがよくあります。
みなさんも映画の中でこのようなシーンを見たことはないでしょうか。激しい暴力的な映像にとても厳かなクラシック音楽が流れている印象的なシーンです。相反する映像と音との組合せでそのシーンに思いがけない感情を与えることが可能となります。

4.最後に

アイデアの発想を、既存要素の新しい組み合わせを発見すること、と捉えると、みなさんがこれから仕事をしていく中で予想もしないような効果が現れることは間違いありません!
お風呂やトイレで、突然すばらしいアイデアを思いつく経験をすることが今後きっとあると思うので、こっそりお伝えする「WOWなアイデア」のつくり方をぜひ実践してみてください。私の映像ディレクター人生の中でもアイデアを発想するというのはとても苦しい作業ではありますが、一方で、もっとも楽しい作業でもあります。
だから今まで全力でやり続けられているのだと思います。そして「WOWなアイデア」を世に送り出すと、自然と人々がそのアイデアに手を貸してくれるようになり、「WOWなアイデア」は自然にどんどん大きく成長していくのだということを、私は信じています。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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