見出し画像

デッサンを通じて学ぶ基礎画力の重要性

こんにちは、LINE Fukuoka クリエイティブ室イラストチームです。
私達のチームはその名が表す通り、LINEスタンプやLINE着せかえを始めとし、様々なイラストの制作を行っている部署です。ですので定期的に基礎的な画力の確認などを目的とし、「デッサンワークショップ」を実施しています。
今回は、そのデッサンワークショップの様子と目的や効果などをご紹介させていただきます。

デッサンワークショップ開催の目的

このワークショップを実施するのにはもちろん理由があります。
私達は常日頃、成果物すなわちイラストのクオリティアップを図るには、どうすればよいだろうかと思索しています。それには、やはり基礎的な画力の向上をさせることだろうという結論に辿り着き、そのためにはデッサンが一番良いのではないかという話になったのです。
また、チームには様々な経歴の持ち主が集まっており、中にはデッサンが未経験というメンバーも何名か存在します。
そこで、個々人ではなくてチーム全体の取り組みとして、また業務の一環としてこのワークショップを実施することで、ばらつきのない均一的な基礎画力の底上げに繋がるのではないかと考えました。

事前準備

画像1

当日は外部の講師の方をお招きして、LINE Fukuokaオフィス内にあるセミナールームで約6時間かけて行われます。
このセミナールームの壁面は黒く、石膏像などの白いオブジェをモチーフとした際に、反射光が出ない・輪郭が出すぎる・明暗が分かりづらいなどの問題が出るため、まずは前日に壁一面に白い模造紙を貼るという作業から始まります。
この作業が意外と重労働で、ワークショップ開催前日の夕方にメンバー総出で作業に当たります。
また、以下のデッサンに必要な道具も事前に用意しておきます。

・イーゼル
・カルトン(画板)
・鉛筆(4種類2H/HB/B/3B)
・練りゴム
・図り棒(スポーク)
・画用紙
・クリップ ※画用紙をカルトンに固定するために使用
・ティッシュ ※ぼかしなどを出すために使用

さあ、これでワークショップの準備は整いました。

ワークショップの流れ

画像2

当日は外部の講師の方をお招きして、LINE Fukuokaオフィス内にあるセミナールームで約6時間かけて行われ、モチーフは事前に講師の方と相談しながら、チーム内でもアンケート等で要望の多かったものを使用します。
先述のように、デッサンの経験がないまたは経験が少ないメンバーもいるため、初心者でも描きやすいもの、デッサンの対象としてモチベーションの上がるものが選ばれる傾向にあります。
まずは、各々自身のやり方でデッサンに取り組みます。ある程度形になってきたら、巡回している講師の方からアドバイスを頂いたり、更には直接デッサンに手を加えてより実践的な指導を頂く場合もあります。
メンバーそれぞれすごい集中力で打ち込む者もいれば、首を捻りながら何度も試行錯誤を繰り返す者もおり、与えられた時間はあっという間に過ぎていきました。

画像3

そしていよいよ、みんなの6時間の成果が並べられ、講師の方による講評が始まります。特筆すべき点や、今後考慮するべき点など様々なお言葉を頂きますが、一様に仰ることはメンバーの「集中力」の凄さについて。本来、デッサンとはもっと時間をかけて行うものであり、6時間という短い中でこのような成果を出せたことを褒めて頂けました。
さらには、例え6時間であっても集中して座り続けるのは難しいとのことで、そこも特筆するべき点であるとのお言葉を頂き、短くはあるけれども、それぞれに大変だったこの時間が報われた気がしました。

これまでの作品のご紹介

これまでに5回に渡ってワークショップを開催してきましたが、ここではその成果を数点、回ごとにご紹介していきたいと思います

2018年6月

基本的な静物デッサンです。モチーフは林檎・マグカップ・ティッシュボックスです。

画像4

画像5

画像6

2018年10月/2019年1月/2019年5月

3回に渡り3体の石膏像をローテーションでデッサンしていきます。

画像10

画像11

画像14

2019年9月

モチーフは牛の頭骨です。

画像17

画像19

画像20

本ワークショップで得られた成果

ワークショップの開催後、メンバーの率直な意見を得るためにアンケートを実施しました。
ここでは、そこで出た様々な感想をご紹介いたします。

・「明暗のバランスで主張すべきところを目立たせる方法がわかりました。」
・「普段の業務とは違うことができて気分転換にもなり、モチベーションが上がりました。また、人の絵を見ることはとても勉強になります。」
・「モチーフと自分の絵を見比べてどこが違うか考えながら描いているので、見る力がついたと思います。」
・「製品として必要なクオリティへの引き上げが、以前と比較して短時間で出来るようになりました。」
・「個人でやるには場所、時間そして道具が必要と大変なので会社で開催してくださって本当にありがたいす!」
・「少ない時間でどこを描くとよく見えるなど観察力や集中力が上がったように感じます。」

多くの方がワークショップについて「開催してよかった」「また開催して欲しい」「スキル・制作物のクオリティが向上した」との感想を持っており、その目的はその意図を十分に達せているのではないかと思います。
このワークショップ以外にも、イラストチームでは毎週開催されるクロッキー会や各種技術共有会など頻繁に行い、スキルアップへの投資を惜しみなく行なっています。
今後も、私達イラストチームは皆様により満足度の高い成果をお届けしていくことを目的として、このワークショップを定期的に開催してまいります。

Twitterで更新情報をお伝えしています

Twitterもやってます!@linecreative_jp
20
LINE株式会社のUI/UX、スペースデザイン、ブランドデザイン、イラスト、映像制作をデザインする「クリエイティブセンター」の公式noteです。https://twitter.com/linecreative_jp

こちらでもピックアップされています

イベント記事まとめ
イベント記事まとめ
  • 25本

クリエイティブセンターが開催・登壇・参加したイベントレポートをまとめたマガジンです。

コメント (2)
私も前職で以前企画したことがありますが、場所もそうですが、石膏像やイーゼルなどの手配も大変かつちゃんとみんな6時間座ってられるかと言う懸念で断念しました...
継続していらっしゃってすごいです!
ありがとうございます。本人たちの高いモチベーションによるものが非常に大きいと思いますが、そういった熱意に答える体制も出来上がっているのも一因かと思います。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。